知識ゼロからのドラッカー流仕事術(書評)

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2014年11月23日

知識ゼロからのドラッカー流仕事術(書評)

こんばんは、ドラッカー大好き、
ドラッカー滝川@マネテク!です。

ドラッカーといえば、社会人になった頃から
いつかきちんと読みたいと思いながら流し読み程度で済ませ、
もしドラ」を読んで影響を受け、「マネジメント」を購入、という感じです。
正直、勉強不足だと思っています。

そんなわけで(?)、図書館で見かけて借りてみました。
結構、「なるほど!」と思うことが多くて、
非常に勉強になりました。


知識ゼロからのドラッカー流仕事術
例によって気になった箇所を抜き書きでメモしておきたいと思います。
フィードバック分析
目標と実際の結果を比べて自分の「強み」を理解する。
時間をマネジメントする黄金ステップ第1段階
・時間を記録する
・時間を管理する
・時間をひとまとめにする

第2段階
・無駄な活動はどれか?
・他人でもできる活動はどれか?
・他人の時間を無駄遣いしている活動はどれか?
時間をひとまとめにするとは、
効率の上がる時間が優先順位の低い仕事に
侵食されないようにするということを意味します。
新たな目標設定の基準
・集中すべきことは何か
・改善すべきことは何か
・さらに勉強すべきことは何か
個人の目標は、組織の使命を知り、
目標を理解した上で決める必要があります。
SWOT分析は、内部環境のSとW、外部環境のOとTでSとOの交点、WとTの交点に注目する。
優先順位をつけて、選択と集中をする、ということです。
自社のコア・コンピタンスを特定する
・顧客価値創造の核であること
・競合他社が真似できないこと
・展開の幅が広いこと
ちょっとビジョナリーカンパニーのハリネズミの話を思い出しました。
企業の唯一の目的は、「顧客の創造」

顧客を創造するための機能は2つしかない
・マーケティング…短期的視点
・イノベーション…長期的視点
名言ですね。
体系的廃棄
今実行していることをしていないと仮定した時に、今からでも実行するかを考える。仮に答えが「今からは実行しない」なら、その行いを即座に廃棄する
これは結構なるほどと思わされました。
本当の意味で選択と集中をするためには不可避です。
プロスペクト理論により、人が変化を嫌うことは証明されている。
同じ大きさの利益と損失では、損失の方が重要視される。
変革が大事です。
リーダーシップに関する4つの事実
・リーダーには従う者がいる
・リーダーにとって大事なのは人気ではなく成果
・リーダーは他人の模範になるべき
・リーダーシップは地位や特権ではなく責任である
リーダーには徹底した真摯さが必要です。
イノベーションの7つの機会
1.予期せぬこと … 一番効果的
2.調和しないもの
3.過程に潜むニーズ
4.産業と市場の構造変化
5.人口構造の変化
6.認識の変化
7.新しい知識
予期せぬ事をシグナルとして見逃さずに
捉えていくことが必要かなと思います。
ネクスト・ソサエティは知識社会である。知識が中核の資源となり、知識労働者が中核の働き手となる。

農業従事者は、20世紀の初めには最大の労働者人口を誇った。しかし今やあらゆる国で3%以下になっている反面、生産量は飛躍的に伸びている。
同様のことが製造業でも起こる。
実際にアメリカでは、1960年に35%だった製造業労働者の割合は、2000年には14%になった一方、生産量は3倍になっている。
示唆に富んでいます。

ちゃんとドラッカーを読もう、という気になったのが、
一番の収穫かもしれません(笑)。

知識ゼロからのドラッカー流仕事術
★★★

知識ゼロからのドラッカー流仕事術
星の基準
★★★★★ 手元に置いて何度も読み返したい名著 買って配りたい
★★★★ また読みたい、いい本。他人に勧めたい
★★★ よい本だった。また読むかは微妙。
★★ 読む価値のある部分もあるが…。また読むことはなさそう。
★ 時間の無駄だった。

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by ジョージ滝川 at 17:44 │ Comments(0) 読書  
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