(書評)モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには 本田直之・四角大輔

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2018年01月16日

(書評)モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには 本田直之・四角大輔

こんばんは、モバイル大好き、ボヘミアン滝川@マネテク!です。

今回紹介するのは、本田直之さん、四角大輔さん共著の、「モバイルボヘミアン」です。
何かのきっかけで興味を持ち、図書館で予約していたのが忘れた頃に届いたので、読んでみました。
イメージ的には、私の好きな高城剛系の流れかと思います。

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先進的な生き方は誰でもできる

四角大輔さんはdマガジンでも読むことが出来るMac雑誌、「MacFan」でコラムを連載しているのでそちらでよくコラムを読むことがありますが、かなり先進的な生き方をしているというイメージを持っていました。
そしてその通りだったわけですが、この本がすごいことは、その先進的な生き方は誰にでもできる、と説いているところです。

旅するように生きる、モバイルボヘミアン

本書のテーマは、「旅するように働き、生きる」ということになるわけですが、この生き方はもともと「ノマドワーカー」という言葉で語られていたように思います。
しかし、本書のどこかでも指摘されていたように、「ノマドワーカー」という言葉が指し示すことは「カフェで仕事をする人」、というレベルまで陳腐なイメージになってしまっているという指摘はその通りだと思いました。

(過去記事)
・(書評)ノマドワーカーという生き方 立花岳志 | ブックスたきがわ

その意味では本当に「旅するように働き、生きる」人のことを指す言葉は、「モバイルボヘミアン」なのだと思います。

気になった箇所のメモ

というわけで、例によって、気になった部分をメモしておきたいと思います。

会社員からモバイルボヘミアンになるには

いよいよ発射台に立つあなたが次にやるべきことは、社会で生きるための基礎となる「ベーシックスキル」をしっかり身につけたうえで、実績を生み出すための「専門スキル」を手にすることだ。
まずは、今あなたがいる職場を「お金をもらいながら通えるビジネス訓練所」だと捉えること。そして、上司や先輩を「トレーナー」とし、日々積み重なるタスクを「トレーニングメニュー」と考えてみる。

最終的に、モバイルボヘミアンという生き方を実現するためには、普通の人と同じスキルを持っているだけではなかなか難しいということなのだと思います。
そのため、「専門スキル」を身に付けることが必要になってくるわけですが、専門スキルを身に付けるためにはまず土台となるベーシックスキルが必要だということだと理解しました。

本当にやりたいことを狭く掘り下げ、マニアックに発信する

旅するように生きるために不可欠な、「お金の魔力からの解放」、「2つのスキルの会得」として、次に必要なのは、いよいよ「発信力」だろう。

(略)

今はモバイルテクノロジーと、大好きなことやライフスタイルを掛け合わせてコンテンツ化し、ビジネスに変えていくことが可能だ。
テクノロジーがここまで発展していなかった時代は、マニアックな人は単なる「オタクな人」で終わってしまって、その人が発信するコンテンツに市場価値はなかった。
しかし、今はマニアックであればあるほど、ブランドとコンテンツの価値が高まる時代。
自分が本当にやりたいことを狭く掘り下げて、SNSやメディアで発信していると、徐々にそれがオンリーワン・コンテンツとなり、興味を持ってくれる人が現れる。
これは、インターネット道場前の世界では起こり得なかったことだ。

インターネットを活用すれば、少数のマニアックな人に対してリーチすることが可能になります。
人が普通に生きていくためには、少数であってもコアなファンがいれば十分マネタイズすることが可能だということなのだと思います。
う〜ん、インターネットの時代というのは、マスではないメディアが機能する時代、そういうことなんだなぁと改めて唸らされました。
私も、「読書」とか「マイル集め」とか「クレジットカード還元率」なんてレベルではなく、めちゃくちゃマニアックなメディアを持ちたいと感じました(笑)。

「ビジネス」ではなく「クリエイティブ」と「テクノロジー」

ここ数年で世界を一気に海外企業の創業者の多くは、ビジネススクールに通っていたわけではない。
ビジネスを大きくする、強くすると言う部分は知識やスキルを持った人にやってもらえばいい話で、好きなものを作りたい、好きな生き方をしたいと言う気持ちをエンパワーしてくれるものは何か?と考え、それを学んでいけばいいのだ。
僕は今20代だったとして何かを学ぶなら、確実に言えることは、「ビジネス」ではなく「クリエイティブ」と「テクノロジー」を学ぶだろうということ。

ビジネスマンとして生きていくのであれば、MBAに代表されるような経営の知識は役に立つでしょうし、特に「ベーシック・スキル」としてはある程度の汎用性を持って人生の役に立つような気がします。
しかしそれでも、本当にやりたいことを実現する、というある種起業家的なマインドで物事に取り組むのであれば、「クリエイティブ」や「テクノロジー」が大事になってくるのだと思います。

まとめ:旅するように、生きられる

というわけで、実際に行動に移す際のレベル感はともかくとして、いろいろな示唆に富んだ、気づきを得られる本だったと思います。
私も、「ベーシックスキル」と「専門スキル」を意識するところから考えを深めてみたいと思います。

今日のマネテクポイント

たまたま、先日家事をしながら聞くためにYutubeを開いて見つけた動画を1つ紹介します。
いわば、テクノロジーネイティブ、という環境が大きいのかなぁと感じました。

モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには
★★

星の基準
★★★★★ 手元に置いて何度も読み返したい名著 買って配りたい
★★★★ また読みたい、いい本。他人に勧めたい
★★★ よい本だった。また読むかは微妙。
★★ 読む価値のある部分もあるが…。また読むことはなさそう。
★ 時間の無駄だった。

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by ジョージ滝川 at 06:22 │ Comments(0) 読書  
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