(書評)すごいメモ。 小西利行
こんばんは、メモ大好きメモ滝川@マネテク!です。
実は私は結構メモ魔でして、仕事中、例えば会議中もひたすらメモを取ったりしています。
1回聞いただけでは理解できないような難しい話も、メモを見返していると理解ができたり、メモを取っていなかったらうっかり忘れていたようなことも漏らさず対応することができる、というようなメリットがあると思っています。
メモとノート術
ちなみに最近、「残業ゼロのノート術」という本を買いました。
大好きな(笑)メモに通じるものがあるかなぁと思っていたのですが、内容的には1冊の「やることノート」を作成して、細かく時間を管理する、というもので、あまりメモとは関連がなかったです。
クリエイティブなアイディアをいかに生み出すか、という視点での「メモ」
ちなみにこの本の著者の小西さんは、有名な日産セレナの「モノより思い出」のコピーを考えたコピーライターの方で、クリエイティブなアイディアをいかに生み出すか、という視点での「メモ」について書かれた本という印象でした。
一番最後に「すごいメモ。」メソッド索引という形でメソッド(思考術というか、思考の整理方法、という感じでしょうか)がまとめられているので、まずはそこから見てもよいかもしれません。
本の内容
内容は、前述の通り、いろいろなメモの技術を駆使することで、いかにアイディアを生み出すか、というものになります。
「型」となるのは、以下の3ポイントだそうです。
・情報をシンプルにまとめて整理する「まとメモ」
・クリエイティブ発想を引き出す「つくメモ」
・人に伝えて心を動かす「つたメモ」
また、目次がそのまま本の内容を表しているので、引用します。
【人生を変える14メソッド】
1 3つの「◯」:最もシンプルで強力。大切な気づきを与えてくれる小さな記号
2 矢印「→」:バラバラの情報に秩序を生み出す、超すっきり整理術
3 記号:たった3秒で、仕事の効率を3倍にする5つの武器
4 吹き出し:考えるスピードをグッと早める、考え方のレシピ
5 デジメモ検索:欲しい情報にたどり着く、必要なアイデアに出会えるメモ術
6 ハードルメモ:課題を生み出し、アイデアを生み出す、思考のハードル
7 マンガメモ:ビジュアルとセリフで、アイデアのゴールをつくるメソッド
8 ブラック三角メモ:不平不満から「隠れニーズ」を生み出す最強の三角形
9 ホワイト三角メモ:1時間で100のアイデアを生み出せる究極の三角形
10 つなぎメモ:こんがらがった情報から答えが見つかる、そのままプレゼンできる
11 あまのじゃくメモ:逆から考えて強いアイデアを生み出す、イタズラ思考術
12 『見出し』メモ:たった1秒で読みたい情報をつくる。人に伝わるメモ術
13 ズメモ:3つのズで、難しい情報もすっきり伝わる。バッチリわかる
14 スピーチメモ:書籍タイトルでスピーチがうまくなる、驚きのメモ術
ジョージ滝川流メモ術2019
本書の内容からは離れますが、私の場合、とにかくひたすらメモを取ります。
対面で話をしていても容赦なくメモを取りますし、会議中もゴリゴリにメモを取ります。
大事な内容は、その後メモを元にテキストファイルにまとめます。
打ち合わせの内容などは、きちんと整理しておかないとすぐ忘れてしまうので、必ずメモを見ながら整理して、TODOに落とすようにしています。
また、上司からの指示事項は必ずメールで確認を取って、後で「そんなことは言ってない」などということになって大きな手戻りが発生しないように心がけています(痛い目にあったことが何度かあるので…)。
ちなみに私は無印良品の裏写りしないルーズリーフというA4サイズで方眼のルーズリーフを愛用しています。
過去のメモはスキャナに流し込んだ上でファイリングしています。
これが何気に便利です。
打ち合わせごとに、紙を変えるのがポイントです。
前の打ち合わせが一瞬で終わって余白がたくさんあっても、躊躇なく新しい紙で書き始めることにしています。
すごいメモ。
★★
星の基準
★★★★★ 手元に置いて何度も読み返したい名著 買って配りたい
★★★★ また読みたい、いい本。他人に勧めたい
★★★ よい本だった。また読むかは微妙。
★★ 読む価値のある部分もあるが…。また読むことはなさそう。
★ 時間の無駄だった。
今日のマネテクポイント
打ち合わせ中に高速でタイピングしてると何か違和感を醸し出してしまいますが、高速でメモを取っている分にはそんなに違和感を出さずにいられます。
当面は紙とペンでメモ、が最強ですかね…。
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