契約書の「甲・乙」を「僕・君」に変換したら… やれやれ。 村上春樹を感じる文書になったよ!
こんばんは、ニュース大好き、ニュース滝川@マネテク!です。
村上春樹は結構好きだったりします。
高校の図書館でノルウェイの森を借りて通学の電車の中で読み始めたものの、最初は読み進めても何がいいのかさっぱり分からず(笑)、半ば放置されていたのですが、100ページを終えたあたりからものすごく引き込まれ、以降大ファンになりました。
今回は、そんな村上春樹関連の(?)ニュースです。
契約書の「甲・乙」を「僕・君」に変換したら… やれやれ。 村上春樹を感じる文書になったよ!
「契約書の「甲」と「乙」をそれぞれ「僕」と「君」に変換したら、なんとなく村上春樹さんを感じる文になったよ。」…そんな、一瞬何を言っているのか理解できない不思議なツイートが今とても話題です。契約書といえば、難しい言葉づかいが多いし、登場人物が「甲」と「乙」に言い換えられているので、読み進めるうちにどっちがどっちなのか混乱しちゃうし、面倒くさくて分かりづらいですよね。でも、ちょっと言い換えてみるだけで、現代文学の世界に一変してしまうみたい。…やれやれ、僕はこんなことを考えた人は天才だと思うよ。そう思わない?君。
投稿したのは、求人検索エンジンのIndeedの認定アカウント「JOYとナタリー博士 by Indeed(@IndeedJapan_PR)さん。チンパンジーのJOYくんがナタリー博士の見守りのもと、働くことにまつわる面白い発見などを日々紹介しています。話題になったのは7月24日に投稿されたものです。JOYくんとナタリー博士の間に締結される「業務委託基本契約書」について、契約当事者の略称を変換するだけで、内容が村上春樹風に変わったというのですが…。
「僕は君に対し、コンテンツ等の制作に関する業務を委託し、君はこれを受託する」…はっ。何か硬質な響きに、どこか北欧の森を感じたりしませんか?…ハイライトは第3条。ちょっと割愛しながら紹介しますが「君は僕に対し、進捗状況を定期的に行うものとする」「君は、納期までに納入が困難と判断したときは、僕に理由を届け出、その指示を受けるものとする」。…とかいっておいて「前項に定める届け出は、君の遅滞責任を免ずるものではなく、僕が前項に定める指示を行わなかったとしても、君の遅滞を容認するものではない」と続きます。…がーっ、何よこのツンデレっぷりは!…こんなの連絡がこないと怒るくせに、自分からは連絡なんかしないからね、ってカッコつけてる身勝手野郎(もしくは女子)じゃない!でも、この言い回しと世界観、嫌いじゃないかも…。世界中のジャングルの虎がみんな溶けてバターになってしまうくらい好きかも!
Twitterではこの投稿に「甲と乙が違うだけで、こうも内容が頭に入りやすくなるとは凄い」「抜群に分かりやすい」「これがスタンダードになればいいのに!」「自社でも今後これを使用したい」と絶賛する声が寄せられています。「君はこのツイートを見て、笑ってもいいし笑わなくてもいい」と、村上春樹風のコメントで笑わせる人もいれば、「オフコース(小田和正)の歌詞だ」と、別の世界観を感じた人も。「これをYouとMeに置き換えたらジャニーさんぽくなるかも」「『俺』『お前』にしたらさだまさしになりそう。」という意見もありました。
(略)
(参考リンク)
・契約書の「甲・乙」を「僕・君」に変換したら… やれやれ。 村上春樹を感じる文書になったよ!(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース
契約書の甲乙は分かりづらい
実は現在の仕事では、契約書を扱うことも多いのですが、先日も法務部から追加で覚書を締結するように、と言われゼロベースで契約書を作成しました。
インターネットで拾ってきたサンプルをもとに、「○○社(以下、甲)と○○社(以下、乙)は以下を合意する。」みたいな感じで書き始めたのですが、「甲とか乙とかって何やねん!」とまさに心のなかで突っ込んでいたので、めちゃタイムリーでした(笑)。
作成した契約書は法務部の担当者にチェックしてもらうのですが、甲乙を僕君で作成してチェックを依頼したら面白かったかもですね(笑)。
もはや村上春樹を超えた村上春樹らしさ
この手の「村上春樹らしさ」はすでに日本人の共通認識になっているように思います。
それと同時に、本来の村上春樹よりも、特徴が強調された、いわばモノマネとしての「村上春樹らしさ」が独り歩きしているような気すらします、たぶん。
やれやれ(笑)。
今日のマネテクポイント
前の記事:
2019年08月01日のツイート
次の記事:
2019年08月02日のツイート