GDP比率に従ったインデックス投資のリバランス

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2020年03月15日

GDP比率に従ったインデックス投資のリバランス

こんばんは、インデックス投資大好き、インデックス滝川@マネテク!です。

先日の記事の通り、各国の名目GDPをもとに日本と先進国、そして新興国のGDPの比率を計算し、その比率に従って分散投資を行っているのですが、とんでもないことに気づいてしまいました。

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「先進国」「新興国」をどう定義するか問題


比率を決めるためには「先進国」「新興国」の定義が必要になるわけですが、インデックスファンドとしてはeMAXISがわりと好きなので(単純に信託報酬の安いファンドが好きなだけですw)、eMAXISを判断基準として使っています。

従来は、株式インデックスファンドをもとに定義


具体的には、eMAXIS先進国株式、eMAXIS新興国株式の投資対象国です。

eMAXIS先進国株式の投資対象国は、以下の通りです(滝川調べ)。
押しも押されぬ先進国のみなさんです(笑)。

eMAXIS先進国株式の投資対象国

  • 米国
  • イギリス
  • フランス
  • カナダ
  • スイス
  • ドイツ
  • オーストラリア
  • 香港
  • オランダ
  • スペイン
  • スウェーデン
  • イタリア
  • デンマーク
  • シンガポール
  • フィンランド
  • ベルギー
  • ノルウェー
  • イスラエル
  • アイルランド
  • ニュージーランド
  • オーストリア
  • ポルトガル
そしてeMAXIS新興国株式の投資対象国は、以下の通りです(滝川調べ)。
BRICsをはじめとした、こちらもいかにも新興国なラインナップです。

eMAXIS新興国株式の投資対象国

  • 中国
  • 韓国
  • 台湾
  • インド
  • ブラジル
  • 南アフリカ
  • ロシア
  • タイ
  • メキシコ
  • マレーシア
  • インドネシア
  • フィリピン
  • パキスタン
  • ポーランド
  • カタール
  • チリ
  • アラブ首長国連邦
  • トルコ
  • コロンビア
  • ペルー
  • アルゼンチン
  • ギリシャ
  • ハンガリー
  • サウジアラビア
  • エジプト
  • チェコ

GDPをもとに投資配分を決定


さて、こういったラインナップで日本:先進国:新興国でGDP比率を出すと、以下のようになります。
なお、算出に使用したGDPの元データは、以下を参照しました。

(参考リンク)
・名目GDP(IMF統計) - GLOBAL NOTE

(投資配分)
日本:6.30%
先進国:54.38%
新興国:39.32%

もともと、私のターゲットポートフォリオは、日本は約6%、先進国は約54%、新興国が約40%で設定していましたので、想定通り、ということになります。

(過去記事)
・暴落した株式は買い時?インデックス投資+個別株はアリ?:マネテク!

新興国リートから、違和感を…


しかし、新興国リートの目論見書を改めて見ていた時、気づいてしまいました。
「ん?南アフリカへの投資割合が50%超…?」
そして全てを理解しました。
「株式市場はどんな国でもあるだろうけど、マーケットが未成熟だったり当局規制があったりでリートが組成されていない国があることは容易に想定できる。つまり、資産によって、先進国や新興国の構成が異なる可能性があるので、株式の投資対象国の比率だけで投資先の比率を算出すると、見誤るのでは?」

というわけで、訂正します。

(投資配分)→(株式投資配分)
日本:6.30%
先進国:54.38%
新興国:39.32%

債券についても同様に計算


改めて、債券についても先程の株式と同様に計算してみます。
先進国については、株式では新興国になっていたメキシコや南アフリカが入っていたり、香港がいなくなったりと、やはり株式とは構成が異なります。
また、新興国もそもそも中国、インドの二大巨頭がいない等、株式とは大きく構成が異なります。

eMAXIS先進国債券の投資対象国

  • 米国
  • フランス
  • イタリア
  • ドイツ
  • イギリス
  • スペイン
  • ベルギー
  • オーストラリア
  • オランダ
  • カナダ
  • オーストリア
  • アイルランド
  • メキシコ
  • ポーランド
  • フィンランド
  • 南アフリカ
  • デンマーク
  • マレーシア
  • シンガポール
  • スウェーデン
  • ノルウェー

eMAXIS新興国債券の投資対象国

  • ブラジル
  • メキシコ
  • インドネシア
  • タイ
  • ポーランド
  • 南アフリカ
  • ロシア
  • コロンビア
  • マレーシア
  • ハンガリー
  • チェコ
  • トルコ
  • ペルー
  • チリ
  • ルーマニア
  • アルゼンチン
  • フィリピン
  • ドミニカ共和国
  • ウルグアイ
そして、このラインナップで日本:先進国:新興国のGDP比率を出すと、以下のようになります。
新興国の割合が大きく減っていることが分かります。

(債券投資配分)
日本:8.37%
先進国:73.36%
新興国:18.27%

リートについても同様に計算


リートについても同様に確認、計算してみます。
やはり大きく構成国が異なり、新興国に至ってはBRICsが完全に消滅しています。

eMAXIS先進国リートの投資対象国

  • 米国
  • オーストラリア
  • イギリス
  • シンガポール
  • 香港
  • フランス
  • カナダ
  • オランダ
  • ベルギー
  • スペイン
  • ニュージーランド
  • ドイツ
  • アイルランド
  • イスラエル
  • イタリア
  • 韓国

eMAXIS新興国リートの投資対象国

  • 南アフリカ
  • メキシコ
  • タイ
  • マレーシア
  • トルコ
そして、このラインナップで日本:先進国:新興国のGDP比率を出すと、以下のようになります。
新興国の割合が、債券よりもさらに大きく減っていることが分かります。

(債券投資配分)
日本:9.98%
先進国:83.55%
新興国:6.47%

新興国がオーバーウェイトになっている


というわけで、改めて資産ごとの投資対象国を見直してターゲットポートフォリオを算出した結果は、以下の通りとなりました。

区分株式債券リート
現在見直し後差分現在見直し後差分現在見直し後差分
日本6%6.30%0.30%6%8.37%2.37%6%9.98%3.98%
先進国54%54.38%0.38%54%73.36%19.36%54%83.55%29.55%
新興国40%39.32%-0.68%40%18.27%-21.73%40%6.47%-33.53%


全体的に、新興国の債券、リートがオーバーウェイトになっているので、これらを売却して主に先進国の債券、リートに振り替えるのがよさそうです。

実際のパフォーマンスはどうなのか?


となると、気になるのが、現在の、株式、債券、リートそれぞれの資産で同じ割合で日本、先進国、新興国に投資しているポートフォリオと、新しく算出し直したポートフォリオでどちらがパフォーマンスが出るのか(出ていたのか)、ということです。

というわけで、おなじみのmyIndexでテストしてみました。

(参考リンク)
・インデックス投資のことなら 『myINDEX』 わたしのインデックス

まず、先ほどの表の通り、もともとのポートフォリオ(「GDPベース単純割」)と、新たに算出した資産ごとの構成国GDP比率に基づくポートフォリオ(「投資対象国GDP割」)の、2つのポートフォリオを用意します。

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少し分かりづらいですが、2つ並んでいるひし形が私が入力した2つのポートフォリオです。
「投資対象国GDP割」の方が、左上にある、つまり、リスクは小さく、リターンは大きい、ということが分かります。

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20年前に100万円を投資していたと仮定すると、「GDPベース単純割」であれば385万円、「投資対象国GDP割」であれば420万円になっていた計算になります。
一点集中でこれらを上回るパフォーマンスを出そうとすると、新興国債券、国内リート、先進国リート、あるいは金に投資していれば上回っていたことになりますが、その他の資産にはリターンで上回っており、分散投資によりリスクを押さえて適切なリターンを得る、という現代ポートフォリオ理論の効果が効いていることがよく分かります。

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20年間の推移のグラフです。比較対象に、日本株も表示させておきました。
やはり「GDPベース単純割」よりも「投資対象国GDP割」の方が一貫してパフォーマンスの面で上回っていたことが分かります。

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期間別のリターン表です。
グラフでも確認できた通り、どの期間で見ても、「GDPベース単純割」よりも「投資対象国GDP割」の方がパフォーマンスは良好ですね。

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資産データの比較表です。

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結論:資産ごとに構成国のGDP比率を算出して分散投資するインデックス投資は有効


というわけで、資産ごとに構成国のGDP比率を算出して分散投資するインデックス投資は有効だという結論を得ることができました。
ここ2週間ほどで新興国リートが壊滅的な打撃を受けているので(涙)、コロナショックが落ち着いてプラスンに転じたあたりで一部解約してリバランスをしようと思います。

なお、これからインデックス投資を投資を始めたい!という方がいれば、楽天証券がオススメです。
もちろん私も楽天証券を使っているのですが、なんと言ってもインデックス投資に向く、ノーロード(手数料ゼロ)かつ信託報酬が低いファンドのラインナップが完璧なのが最高です。
長期投資では、いかにコストを低くして複利効果を大きくしていくか、ということが重要になってきますので、そういった意味でも楽天証券が最高だと思います。
ちょうどハピタスでポイント増量のキャンペーンを実施しているようなので、これを機に、ということであればオススメです!

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by ジョージ滝川 at 07:54 │ Comments(0) 投資  
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