(書評)世界観をつくる 「感性X知性」の仕事術 水野学×山口周

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2020年09月12日

(書評)世界観をつくる 「感性X知性」の仕事術 水野学×山口周

こんばんは、世界観大好き、ビューオブザワールド滝川@マネテク!です。

というわけで、山口周先生絡みの新刊が出るとありがたいことに図書館からメールで通知が来て、リンクをクリックするとそのまま予約までできてしまうという便利な機能をありがたく使わせて頂いて予約をしていた本が届いたので読んでみました。

水野学さんと山口周さんの対談形式なので非常に読みやすく、あっという間に読み終わってしまいました。
例によって気になった部分を抜き書きしておきたいと思います。

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モチベーションが最も重要な経営資源

人とモノとカネなんてなくてもいいから、モチベーションがあるかどうかが最大の競争力になった。
それが今の世の中だと思います。
現在は金利も下がっていますし、ありとあらゆるテクノロジーにアクセスできるので、こういった経営資源の格差が競争優位を左右することはありません。
一方で、ありとあらゆるものが溢れている状態で「ハングリーになれない人」がほとんどになってくると、モチベーションが最も重要で希少な経営資源になります。
山口周先生がニュータイプの時代なんかでもおっしゃっている、課題解決はコモディティ化していて課題を見つける方が希少性が高くなっている、というのと同じで、希少なものほど価値が出てくる、ということですね。
特に今のコロナ禍で働くモチベーションについて少なからず悩みを持っている人が少なくないと思われる今、私も組織をどのようにモチベートしていくかが極めて重要な課題だと感じていますので、激しく同意です。

説得の時代から共感の時代へ

キング牧師は最初、ファクトとデータで説得しようとしていたと思うんです。
ロジックを並べて「ここがおかしいから、こうすれば良くな」るとね。
頭ではみんなその通りだと思ったでしょうけど、そういう話は心に届かない。

でも切り替えた後の「I have a Dream」は、論理も説得もない。
ただひたすら、夢みたいな世界の話をしていて、聞き手はそれを頭で理解したわけじゃない。
でもみんな「それっていい世界に決まっているよね」と、心が動いた。
共感したんです。

「頭ではわかるけど心が動かない」と「頭ではわからないけど心は動く」を比べたとき、これから必要なのは後者ですよね。
説得の時代の20世紀が終わって、これからは共感の時代だと僕は捉えています。
説得の時代から共感の時代へ。
いいキーワードだと思います。
理屈じゃなくても、心が動かせれば人は動く、ということですね。
もちろん、最低限の理論武装というか、ロジカルに説明することは必要だと思いますので、ベースとして課題解決の基礎体力をつけたうえで、課題を設定するための構想力や、共感してもらうための世界観を持つ力(これも構想力ですね)を身につける必要があるのだと思います。
つまり、説得と共感は二者択一ではなく、説得力を備えた上で共感力を身につける、そんなイメージで捉えています。

努力型より天才型の方が努力しているという事実

知識のインプットを続けるというのも、羽生さんのお話で申し上げたように水野さんの才能です。
天才型と努力型って世の中でよく言われますよね。
ぱっとできてしまうのが天才で、ひたすら時間をかけて頑張るのが努力型。

半年ぐらい前に、僕は自分が勘違いしていたな、と気がつきました。
努力型は努力だと思って努力している。
天才型は楽しいと思ってやっているから努力とは思っていない。
でも、実は努力型より時間をかけて取り組んでいるんです。

だからこそ、好きで続けられるということは、個人にとっても会社にとっても競争優位になると思います。
「継続は力なり」と言いますが、やっぱりやる続ける力ってすごいですよね。
私も音楽制作、ギター、将棋、ブログ(?)など趣味は色々ありますが、一定の周期で盛り上がったり冷めたり、という波はどうしてもあるので、自分でもどれも中途半端だなぁと思わざるを得ないです(笑)。
ひたすらそれだけを集中してやる、というのはなかなか難しい環境にはなっているものの、ちょっと意識を変えてみたいという気になりました。

分散化が進む時代の組織

時代に逆行していますよ。
分散化がものすごい勢いで進んでいる社会において、いろんな役割が一つの大きな会社になって、垂直統合しようとしているんですから。
企業にデザイン室があった昭和の時代に逆戻りします。
むしろ小さい会社になって、いろんなデザイン会社と組んだ方がいいのに。

僕は全ての会社は小さくなり、映画づくりみたいになると考えているんです。
プロデューサーがいい原作を見つけて、これをもとに映画を作ろうとお金を集めて、脚本家と監督を決めて、監督と相談しながらキャスティングしていく。
プロジェクトごとのチームでいいと思います。
組織を考える上で重要な示唆ですね。
本当に重要な部分のみ内製して、差別化要因にならない部分は極力分散した方がいい、ということなんだと思います。

世界観をつくる「感性X知性」の仕事術
★★★
星の基準
★★★★★ 手元に置いて何度も読み返したい名著 買って配りたい
★★★★ また読みたい、いい本。他人に勧めたい
★★★ よい本だった。また読むかは微妙。
★★ 読む価値のある部分もあるが…。また読むことはなさそう。
★ 時間の無駄だった。

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by ジョージ滝川 at 12:16 │ Comments(0) 読書  
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