移行手数料の高いANA VISA Suicaカードの方が得になる理由

マネテク! > クレジットカード >
2011年12月15日

移行手数料の高いANA VISA Suicaカードの方が得になる理由

マイレージはANA派、クレジットカードでマイルを貯めているジョージ滝川@〜マイレージ・クレジットカード〜 マネーテクニック!です。

先日、メルマガ読者のIさんからの質問とその回答を取り上げさせて頂きましたが、その後メールのやりとりがありましたので紹介したいと思います。
お礼の連絡が遅くなり申し訳ありません。
ご丁寧に回答いただきありがとうございます。
もう1回質問させてください。

移行手数料が高いのにもかかわらず、ANA JCBカードではなく、ANA VISA Suicaカードをオススメしていただいている点がまだ理解できていません。
ものわかりが悪くて申し訳ありませんが、もう一度ご教示願えますでしょうか。
ちなみに私は独身でカード利用は多くても8万円/月前後、年間で100万円くらいの利用になるかと思います。
さて、 この質問に対する管理人の回答は…?

Iさま

こんばんは、ジョージ滝川です。

説明が至らず申し訳ありません。
分かりやすくするため、頂いた、年間100万円の前提で具体的に計算してみます。

ANA JCBカードの場合、クレジットカード利用額1,000円あたり、1 OkiDokiポイントが貯まります。
したがって、年間利用額100万円ですと、1,000 OkiDokiポイントになります。
このOkiDokiポイントは、年間2,100円の移行手数料を支払うことで1 OkiDokiポイント→10ANAマイルに移行できますので、結果的に年間で10,000ANAマイルが獲得できることになります。

次に、スターαの分のポイントが20%増しとなりますので、年間利用額100万円ですと、200 OkiDokiポイントが貯まります。
ただし、このポイントはボーナスポイント扱いですので、1 OkiDokiポイント→3ANAマイルにしか移行できません。
したがって、年間では200×3=600ANAマイルが獲得できることになります。

(参考)JCB STAR MEMBERS|クレジットカードなら、JCBカード
  http://www.jcb.co.jp/campaign/starmembers.html
(参考)ANA JCBカード ポイント移行サービス変更のご案内 | ANAマイレージクラブ
  http://www.ana.co.jp/amc/news/mileage_ikou_jcb/

これらを合計すると、10,600ANAマイルが獲得できる計算になります。

1マイルの価値をいくらで計算するかは人それぞれですが、ここでは、私がブログでいつも使っている1マイル=2円で計算してみます。

すると、得られる利益は10,600ANAマイル×2=21,200円、費用は、年会費1,575円(初年度は無料です)+移行手数料2,100円=3,675円となりますので、差し引きで17,525円得をすることになります。

同じ計算をANA VISA Suicaカードでやってみます。

ANA VISA Suicaカードの場合、クレジットカード利用額1,000円あたり、1 ワールドプレゼントポイントが貯まります。
したがって、年間利用額100万円ですと、1,000 ワールドプレゼントポイントになります。
このワールドプレゼントポイントは、年間6,300円の移行手数料を支払うことで1 ワールドプレゼントポイント→10ANAマイルに移行できますので、結果的に年間で10,000ANAマイルが獲得できることになります。

次に、マイペイす・リボ分のポイントが100%増し(2倍)、V2の分のポイントが15%増しとなりますので、年間利用額100万円ですと、合計で1,150 OkiDokiポイントが貯まります。
ただし、これらのポイントはボーナスポイント扱いですので、1 ワールドプレゼントポイント→3ANAマイルにしか移行できません。
したがって、年間では1,150×3=3,450ANAマイルが獲得できることになります。

(参考)ボーナスポイント:クレジットカードの三井住友VISAカード
  http://www.smbc-card.com/mem/wp/bonuspoint.jsp

これらを合計すると、13,450ANAマイルが獲得できる計算になります。

ANA JCBカードと同様に1マイル2円で計算すると、得られる利益は13,450ANAマイル×2=26,900円、費用は、年会費788円(初年度は無料です)+移行手数料6,300円=7,088円となりますので、差し引きで19,812円得をすることになります。

ということで、17,525円<19,812円なので、年間利用額100万円であればANA VISA Suicaカードの方がお得という結論になります。

なお、当然ではありますが、計算の前提を変えれば、結果も変わってきます。

例えば、1マイルあたりの価値を、例えば1マイル1円で計算すれば、ANA JCBカードの方が有利になります(ANA JCBカード +6,925円、ANA VISA Suicaカード +6,362円 計算は割愛します)。

また、移行手数料は、2年に1回移行するようにすれば、1年あたりの手数料は半額に節約できますので、この場合はANA VISA Suicaカードの方が圧倒的に有利になります(ANA JCBカード +18,575円、ANA VISA Suicaカード +22,962円 計算は割愛します)。
個人的には、この前提が一番実態に即していると思っています。

以上、よろしくお願い致します。
ご不明な点があればお手数ですが再度お問合せください。
メルマガ読者のIさん、ご質問ありがとうございました!

マイレージ、クレジットカード関連のご質問はいつでも大歓迎ですので、どしどしお寄せください。

・マネーテクニック!メールフォーム

----- EXTENDED BODY PRIVATE:

前の記事前の記事: Suicaを使う人に一番お得なANAカードは?
次の記事次の記事: スリーエフでのiTunesカード購入でANAマイルが貯まる!

「ポイント・マイル」ブログランキング参加中 人気ブログランキングへ
by ジョージ滝川 at 10:10 │ Comments(0) クレジットカード  
この記事にコメントする
名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 

このページのトップへ
ページトップボタン