生き方(書評)

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2014年11月20日

生き方(書評)

こんばんは、生き方を模索中の、
ジョージ滝川@マネテク!です。

というわけで、図書館で予約して読んでみました。
稲盛和夫の「生き方」です。

例によって、気になった部分を抜書きしておきます。
私には才能は不足していたかもしれないが、人間として正しいことを追求するという、単純な、しかし力強い指針があったということです。
「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」ことが物事を成就させ、思いを現実に変えるのに必要なのです。
いったい、どうしたらいいのだろう。私は悩みました。そしてその末に行き着いたのは、「原理原則」ということでした。すなわち「人間として何が正しいのか」というきわめてシンプルなポイントに判断基準をおき、それに従って、正しいことを正しいままに貫いていこうと考えたのです。
嘘をつくな、正直であれ、欲張るな、人に迷惑をかけるな、人には親切にせよ…そういう子どものこと親や先生から教わったような人間として守るべき当然のルール、人生を生きる上で先験的に知っているような、「当たり前」の規範に従って経営も行っていけばいい。
原理原則というものは正しさや強さの源泉である一方、絶えず戒めていないと、つい忘れがちなもろいものでもあります。だからこそ、いつも反省する心を忘れず、自分の行いを自省自戒すること。また、そのことさえも生きる原理原則に組み入れていくことが大切なのです。
最初は多少無理をしてでもいいから、まず「自分はすばらしい仕事をしているのだ」「なんと恵まれた職業についているのだろう」と心の中でくり返し自分にいい聞かせてみる。すると、仕事に対する見方もおのずと変わってくるものです。
どんな人間の、どんな才能も天からの授かり物、いや借り物でしかないと、私は思っています。
6つの精進
1.誰にも負けない努力をする
2.謙虚にして驕らず
3.反省ある日々を送る
4.生きていることに感謝する
5.善行、利他行を積む
6.感性的な悩みをしない
物事がうまくいったとき、幸運に恵まれたときには、ほうっておいても感謝の念が生まれてくるのかといえば、これもそうではありません。よかったらよかったで、それを当たり前だと思う。それどころか、「もっと、もっと」と欲張るのが人間というものなのです。つい感謝の心を忘れ、それによって自らを幸せから遠ざけてしまう。
欲望、愚痴、怒りの三毒は、百八つあるといわれる煩悩のうちでも、ことに人間を苦しめる元凶であり、また逃れようとしても逃れられない、人間の心にからみついて離れない「毒素」ともいえましょう。
「六波羅蜜」とは、仏の道において少しでも悟りの境地に近づくために行わなくてはならない菩薩道を記したもの。いわば心を磨き、魂を高めるために不可欠な修行であり、それは次の6つとされています。
1.布施
2.持戒
3.精進
4.忍辱
5.禅定
6.智慧
哲学者の梅原猛先生が「道徳の欠如の根底には宗教の不在がある」とおっしゃっていますが、私もまったく同感です。
「災難にあったら、落ち込むのではなくて喜ばなくてはいかんのです。災難によって、いままで魂についていた業が消えていくのです。」
ひと言でいうと、「正しく生きる」ということだと理解しました。
「原則中心の生き方」とも言えるかもしれません。

生き方
★★★
星の基準
★★★★★ 手元に置いて何度も読み返したい名著 買って配りたい
★★★★ また読みたい、いい本。他人に勧めたい
★★★ よい本だった。また読むかは微妙。
★★ 読む価値のある部分もあるが…。また読むことはなさそう。
★ 時間の無駄だった。

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by ジョージ滝川 at 17:21 │ Comments(0) 読書  
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