(書評)日の名残り カズオ・イシグロ
こんばんは、石黒賢です。
あ、すみません、間違いました、ジョージ滝川@マネテク!です。
(石黒賢さんごめんなさい!)
というわけで(?)、カズオ・イシグロのノーベル文学賞受賞を記念して、図書館で予約を入れた日の名残りがようやく回って来ました(笑)。
淡々と進む独白
最初は何か事件とかが起こるのかとワクワクしながら読んでいたのですが、想像以上に淡々と進むストーリーでした(笑)。
でも話が進むにつれてだんだんと明らかになってくる事実もあったりして、最終的にはジョークの腕を上げることを決意して終わるという爽やかな読後感で、まぁ、いろいろあったけどこれからも人生を楽しもう、という思いが伝わってきました。
この執事、周囲から見てどれほど優秀だったのかは正直分からないと思いましたが(もちろん有能だったのだとは思いますが)、すごく人間臭くて、かつ真面目で、奥手で、複雑な感情がすごく伝わってくるという点では筆力を感じました。
他の作品も読んでみたい
他のカズオ・イシグロ作品も読んでみたいと思います。
今日のマネテクポイント
っていうか、高橋源一郎とかもノーベル文学賞でいいような気がしてきました(笑)。
日の名残り
★★
星の基準
★★★★★ 手元に置いて何度も読み返したい名著 買って配りたい
★★★★ また読みたい、いい本。他人に勧めたい
★★★ よい本だった。また読むかは微妙。
★★ 読む価値のある部分もあるが…。また読むことはなさそう。
★ 時間の無駄だった。
前の記事:
2018年8月22日(水)のつぶやき
次の記事:
2018年8月23日(木)のつぶやき
![]() |
![]() |