投資の本なのに投資の話がほとんど出てこない『サイコロジー・オブ・マネー』

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2026年09月22日

投資の本なのに投資の話がほとんど出てこない『サイコロジー・オブ・マネー』

こんばんは、お金の本を買うたびに本棚が狭くなる、本棚滝川@マネテク!です。

お金の本というと、どうしても「何を買えばいいか」「どう増やすか」という話になりがちです。
でも書店のお金コーナーで何年も棚に残り続けている本の中には、そういう話をほとんどしないものもあります。

今回紹介するのは『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』です。

・著者:モーガン・ハウセル
・訳:児島修
・出版:ダイヤモンド社(2021年12月)
・306ページ

原題は "The Psychology of Money"。全世界で累計70万部、43か国で翻訳されている本です。
投資の本なのに投資の話がほとんど出てこない『サイコロジー・オブ・マネー』

何が書かれている本なのか

タイトルどおり、お金にまつわる「人の心」の話です。

著者のモーガン・ハウセルは、投資メディア「モトリーフール」やウォール・ストリート・ジャーナル紙でコラムを書いていた人で、現在はベンチャーキャピタルのパートナー。
つまり金融のプロなのですが、この本では金融商品の分析をほとんどしません。

代わりに扱われるのは、こういうテーマです。

・同じ情報を持っていても、人によって判断が変わるのはなぜか
・「運」と「リスク」をどう扱うか
・なぜ人は「十分」で止まれないのか
・複利の効果を実感しにくいのはなぜか
・お金で本当に買えるものは何なのか

日本語版の紹介文では、破産した大富豪と、9億円の資産を築いた地味な清掃員という2人の対比が冒頭で紹介されています。
「知識や収入が結果を決めるわけではない」という、この本の芯になる部分ですね。

個人ブログの目線から見た読みどころ

私がこの本をこのブログで紹介する理由は、ここに書かれていることが節約やポイ活の話ともつながっているからです。

たとえば「十分で止まれない」という話。

ポイントサイトやマイルの世界にいると、「あと1万ポイントで上位ステータス」「あと1回で条件達成」という状況が延々と続きます。
気づくと、必要のないサービスに申し込んで、必要のないステータスを維持している、ということが起きます。私も心当たりがあります(笑)

あるいは「運とリスク」の話。

うまくいった投資や、うまくいった案件を、自分の判断力の結果だと思い込みやすい。逆に失敗は運のせいにしやすい。
この非対称は、家計の判断をじわじわ狂わせるところだと思います。

こういう、「増やし方」ではなく「間違え方」の話が並んでいるのが、この本の特徴です。

こういう人に向いていると思います

・投資の手法はもう知っていて、続けられない理由を知りたい人
・節約やポイ活で、どこかで疲れを感じている人
・お金の話を、数字ではなく考え方の側から読みたい人

逆に、「具体的にどの商品を買うべきか」を知りたい人には物足りないと思います。
そういう本ではありません。

1章あたりが短く、章ごとに独立して読めるつくりなので、通勤の細切れ時間でも読み進めやすい構成です。

星評価

★★★★☆

(星の基準)
★★★★★ 手元に置いて何度も読み返したい名著
★★★★ 買って損はない。人に勧められる
★★★ 読む価値はある
★★ 図書館で借りるくらいで
★ 時間の無駄だった

投資の入門書としては読めませんが、投資を続けるための本としては強いと思います。
何年たっても棚から消えないのには、理由があるんですね😊

※本記事は書籍の概要紹介です。価格・在庫は変動します。

(参考リンク)
・サイコロジー・オブ・マネー:ダイヤモンド社
by ジョージ滝川 at 21:00 │ Comments(0) │ 読書  
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