100年前の本が今も売れている。『バビロン大富豪の教え』が言っていること

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2026年09月25日

100年前の本が今も売れている。『バビロン大富豪の教え』が言っていること

こんばんは、古い本大好き、バビロン滝川@マネテク!です。

書店のマネー本コーナーに行くと、毎年のように新しい本が並んでいます。
そのなかに、何年経っても場所を譲らない本がいくつかありまして、その1冊が『バビロン大富豪の教え』です。

原書はジョージ・S・クレイソン『The Richest Man in Babylon』、1926年の本です。今年でちょうど100年ですね。
日本では漫画+解説の形で出た版が広く読まれています。

というわけで今日は、この本が何を言っている本なのかを短く整理しておきます。
100年前の本が今も売れている。『バビロン大富豪の教え』が言っていること

どういう本なのか

舞台は古代バビロン。
貧しい若者が、街でいちばんの富豪から「お金を貯めて増やす方法」を教わっていく、という物語形式になっています。

つまりノウハウ書ではなく寓話集です。
金利計算も税制も出てきません。だから100年経っても古びない、という構造になっているわけですね。

核になっている考え方

この本の柱として語られているのは、だいたい次のようなところです。

・収入の一部を、必ず自分のために取り分ける(いわゆる先取り貯蓄)
・支出を「必要な支出」と「欲望」に分けて考える
・貯めたお金を働かせる(寝かせておくだけでは増えない)
・わからないものに投資しない。詳しい人の助言を聞く相手は選ぶ
・自分の稼ぐ力を磨くことも資産形成の一部

並べてみると、驚くほど普通です。
新しいことは何も書いていません。

ただ、私がこの本が長く売れている理由だと思っているのは、「普通のことが普通に書いてある」からこそという点です。

100年前の本を今読む意味

マネー本の難しさは、具体的であればあるほど古くなるところです。

NISAの制度解説は制度が変われば書き直しが必要になります。
「この投資信託がおすすめ」は数年で意味が変わります。
実際このブログでも、制度改正の記事は毎年のように更新が必要になっています(汗)

一方でこの本に書かれているのは、制度に依存しない部分だけです。
先取り貯蓄と、支出の切り分けと、稼ぐ力。

100年前のバビロンでも、2026年の東京でも、ここは変わらないということですね。

どういう人に向くか

向く人
・お金の本を1冊も読んだことがない人
・積立を始めたけれど、なぜ続けるのかがぼんやりしている人
・投資の本を読んで疲れてしまった人(数字がほとんど出てきません)
・物語形式や漫画のほうが頭に入る人

あまり向かない人
・NISAやiDeCoの具体的な使い方を知りたい人
・銘柄選びや商品比較を期待している人
・「もう知っている」という人(たぶん本当に知っています)

要するに、入口の本です。
ここから制度や商品の話に進むと、順番としてはきれいだと思います。

星の評価

★★★★☆(4)

100年生き残っているだけの理由はある本です。
ただ、すでに先取り貯蓄と積立を回している人には新しい発見は少ないかもしれません。そのぶん★1つ引きました。

星の基準
★★★★★ 手元に置いて何度も読み返したい名著
★★★★ 読んでよかった、人に勧めたい
★★★ 読む価値はあった
★★ 一部参考になった
★ 時間の無駄だった

今日のマネテクポイント

マネー本を読むときに私が気をつけているのは、「制度の本」と「考え方の本」を分けて読むということです。

制度の本は最新版を。考え方の本は古くてもいい。
この本は完全に後者なので、中古で安く手に入れても価値が落ちないタイプですね😊

※本記事は書籍の内容紹介です。版によって構成や収録内容が異なりますので、購入の際は版元の情報をご確認ください。
by ジョージ滝川 at 21:00 │ Comments(0) │ 読書  
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