2005年07月
2005年07月10日
クレジットカードポイント稼ぎ
今回はクレジットカードのポイント稼ぎについて紹介します。
さっそくですが、みなさんはクレジットカードのショッピング利用限度枠に対して、どれくらい利用していますか?
作ったばかりのカードだと、利用限度枠は20〜30万円程度のことが多いと思いますが、実績のあるカード、ゴールドカード等では100万円くらいに設定されていることも多いと思います。
特にポイントを貯める際は少ない枚数(可能なら1枚)のカードに集中させてポイントを貯めた方が効率がいいので、メインで使っているカードの利用限度枠はある程度引き上げられていることが多いはずです。
これに対して、実際の利用率(クレジットカードで支払いをして、まだ引き落としがされていない分が、全体の利用限度枠に占める割合)は、20%、30%やせいぜい50%程度という人が多いのではないかと思います。
かくいう管理人も、普通に使っていると、メインのカードは限度枠100万円に対して通常は20〜25万円程度、会社の宴会の立替をしたときや海外旅行に行って利用額が多くなったときでもせいぜい40〜50万円程度といった利用額です
今回紹介するテクニックは、通常使われていないクレジットカードの限度枠の空き枠を利用して、ポイントを稼ぐテクニックです。
手順としては、
(1)クレジットカードを使用してパスネットを購入する
(2)金券ショップでパスネットを売却する
の2つです。念のため説明しておくと、「パスネット」とは、関東の私鉄、地下鉄で使用できるプリペイドカードです。関西での「スルっとKANSAI」に相当します。
まず、(1)クレジットカードを使用してパスネットを購入する、です。
ご存じない方も多いかもしれませんが、クレジットカードを使用してパスネットを購入することができます。
購入できる場所は、パスネットを取り扱っていてクレジットカードの使用できるコンビニや、一部のユーシーカードサービスセンターやJTB等に設置されている自動券売機などです。
各私鉄系列のカードであれば、また私鉄の駅の窓口で系列カードが使用できるケースもあります。
なお、ユーシーカード系の自動券売機は、2005年7月からユーシーカードおよび提携カードしか使用できなくなりましたので注意してください。
次に、(2)金券ショップでパスネットを売却する、ですが、これは単純に金券ショップで売却するだけです。
パスネットは他の金券に比べると換金率が高く、額面の98%から場所によっては99.3%なんてところもあるようです。
また、よく地下鉄や私鉄を利用する方なら、自分で使用する分に充てればロスをゼロにすることができ、効率がいいです。
仕事関係の交通費が立替で後日精算、なんて方も自分で使った方がよいでしょう。
では、このテクニックを使うことでどれくらいの効果があるかを検証してみましょう。
検証する際の設定は以下の通りです。
使用カードのショッピング限度枠:100万円
使用できる空き枠:50万円
空き枠は一定ではないものの、どんなに使っても50万円程度しか使用しないので、50万円程度は純粋な空き枠として確保できるという想定です。
まず、50万円分のパスネットを購入します。
パスネットは最大でも1枚5,000円なので、50万円というと100枚になります。
次にこれを金券ショップで売却します。
探せば額面の99%で買い取ってくれる店が見つかると思います。
売却によって、50万円×99%=495,000円が手に入ります。
ここで、500,000円のクレジットカード利用によって得られるポイントの価値を計算してみましょう。
一般的なクレジットカードの還元率は、「クレジットカードの還元率」で書いたように、0.5%程度ですから、この場合2,500円分のポイントを獲得できることになります。
一方この手順では5,000円(1%)の損失が出ていますので、差し引きで2,500円(0.5%)は損をしてしまうことになります。
しかしながら、カードの種類によっては話が変わってきます。
要は、
(100%−(金券ショップでの換金率))<クレジットカードの還元率
となるカードを使用すればいいわけです。
例えば、誕生月ボーナスのあるカードや、リボ払い設定により還元ボーナスのあるカード、航空会社のマイレージが貯まるカードなどを使用することで、プラスを出すことができます。
例として、SAISONカードの「UAカード」(還元率は単純計算で3%弱です)で計算してみます。
500,000円のクレジットカード利用によって7,500マイルを獲得することができます。
UAの場合、国内線往復航空券と引き換えるために必要なマイルは15,000マイルですから、クレジットカードの利用額に換算するとちょうど1,000,000円です。
この場合の損失は1,000,000円の1%=10,000円ですから、10,000円で国内往復の航空券を手に入れることができる、ということになります。
上記の手順を2ヶ月実行すれば、10,000円と引き換えに国内往復の航空券を手に入れることができる、ということになります。
このテクニックのポイントは
(1)クレジットの空き枠を有効活用すること
(2)換金率の高い金券ショップを事前に把握しておくこと(ある程度値動きがあったりするためです)
(3)クレジットカードのポイント(またはマイル)によって得られる利益がパスネットの購入〜売却による損失を上回る組み合わせで実行すること
の3つです。
当然ながら、引き落としの際は多額の請求が発生しますので、パスネットを売却したら、売却によるロス分とあわせた購入金額を引き落とし口座に入金しておくことをおすすめします。
なお、このテクニックのデメリットとして「手間がかかること」「カード会社にあらぬ疑いを抱かれる可能性があること」がありますが、使い方によっては絶大な効果を発揮するので、取り上げさせて頂きました。
十分に注意をした上で、実行してみてください。
(追記)
換金目的での金券類購入は、クレジットカードの規約違反にあたる可能性が高いです。自己消費分のみの購入をオススメします。
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作ったばかりのカードだと、利用限度枠は20〜30万円程度のことが多いと思いますが、実績のあるカード、ゴールドカード等では100万円くらいに設定されていることも多いと思います。
特にポイントを貯める際は少ない枚数(可能なら1枚)のカードに集中させてポイントを貯めた方が効率がいいので、メインで使っているカードの利用限度枠はある程度引き上げられていることが多いはずです。
これに対して、実際の利用率(クレジットカードで支払いをして、まだ引き落としがされていない分が、全体の利用限度枠に占める割合)は、20%、30%やせいぜい50%程度という人が多いのではないかと思います。
かくいう管理人も、普通に使っていると、メインのカードは限度枠100万円に対して通常は20〜25万円程度、会社の宴会の立替をしたときや海外旅行に行って利用額が多くなったときでもせいぜい40〜50万円程度といった利用額です
今回紹介するテクニックは、通常使われていないクレジットカードの限度枠の空き枠を利用して、ポイントを稼ぐテクニックです。
手順としては、
(1)クレジットカードを使用してパスネットを購入する
(2)金券ショップでパスネットを売却する
の2つです。念のため説明しておくと、「パスネット」とは、関東の私鉄、地下鉄で使用できるプリペイドカードです。関西での「スルっとKANSAI」に相当します。
まず、(1)クレジットカードを使用してパスネットを購入する、です。
ご存じない方も多いかもしれませんが、クレジットカードを使用してパスネットを購入することができます。
購入できる場所は、パスネットを取り扱っていてクレジットカードの使用できるコンビニや、一部のユーシーカードサービスセンターやJTB等に設置されている自動券売機などです。
各私鉄系列のカードであれば、また私鉄の駅の窓口で系列カードが使用できるケースもあります。
なお、ユーシーカード系の自動券売機は、2005年7月からユーシーカードおよび提携カードしか使用できなくなりましたので注意してください。
次に、(2)金券ショップでパスネットを売却する、ですが、これは単純に金券ショップで売却するだけです。
パスネットは他の金券に比べると換金率が高く、額面の98%から場所によっては99.3%なんてところもあるようです。
また、よく地下鉄や私鉄を利用する方なら、自分で使用する分に充てればロスをゼロにすることができ、効率がいいです。
仕事関係の交通費が立替で後日精算、なんて方も自分で使った方がよいでしょう。
では、このテクニックを使うことでどれくらいの効果があるかを検証してみましょう。
検証する際の設定は以下の通りです。
使用カードのショッピング限度枠:100万円
使用できる空き枠:50万円
空き枠は一定ではないものの、どんなに使っても50万円程度しか使用しないので、50万円程度は純粋な空き枠として確保できるという想定です。
まず、50万円分のパスネットを購入します。
パスネットは最大でも1枚5,000円なので、50万円というと100枚になります。
次にこれを金券ショップで売却します。
探せば額面の99%で買い取ってくれる店が見つかると思います。
売却によって、50万円×99%=495,000円が手に入ります。
ここで、500,000円のクレジットカード利用によって得られるポイントの価値を計算してみましょう。
一般的なクレジットカードの還元率は、「クレジットカードの還元率」で書いたように、0.5%程度ですから、この場合2,500円分のポイントを獲得できることになります。
一方この手順では5,000円(1%)の損失が出ていますので、差し引きで2,500円(0.5%)は損をしてしまうことになります。
しかしながら、カードの種類によっては話が変わってきます。
要は、
(100%−(金券ショップでの換金率))<クレジットカードの還元率
となるカードを使用すればいいわけです。
例えば、誕生月ボーナスのあるカードや、リボ払い設定により還元ボーナスのあるカード、航空会社のマイレージが貯まるカードなどを使用することで、プラスを出すことができます。
例として、SAISONカードの「UAカード」(還元率は単純計算で3%弱です)で計算してみます。
500,000円のクレジットカード利用によって7,500マイルを獲得することができます。
UAの場合、国内線往復航空券と引き換えるために必要なマイルは15,000マイルですから、クレジットカードの利用額に換算するとちょうど1,000,000円です。
この場合の損失は1,000,000円の1%=10,000円ですから、10,000円で国内往復の航空券を手に入れることができる、ということになります。
上記の手順を2ヶ月実行すれば、10,000円と引き換えに国内往復の航空券を手に入れることができる、ということになります。
このテクニックのポイントは
(1)クレジットの空き枠を有効活用すること
(2)換金率の高い金券ショップを事前に把握しておくこと(ある程度値動きがあったりするためです)
(3)クレジットカードのポイント(またはマイル)によって得られる利益がパスネットの購入〜売却による損失を上回る組み合わせで実行すること
の3つです。
当然ながら、引き落としの際は多額の請求が発生しますので、パスネットを売却したら、売却によるロス分とあわせた購入金額を引き落とし口座に入金しておくことをおすすめします。
なお、このテクニックのデメリットとして「手間がかかること」「カード会社にあらぬ疑いを抱かれる可能性があること」がありますが、使い方によっては絶大な効果を発揮するので、取り上げさせて頂きました。
十分に注意をした上で、実行してみてください。
(追記)
換金目的での金券類購入は、クレジットカードの規約違反にあたる可能性が高いです。自己消費分のみの購入をオススメします。
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