特典無料航空券 発券のテクニック

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2007年10月22日

特典無料航空券 発券のテクニック

こんばんは、ジョージ滝川です。

今回は、獲得したマイルを使っての特典航空券の取り方について、少し書いてみたいと思います。

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このブログの掲示板として、「特典無料航空券 発券例」という掲示板があるのですが、ちょうど先日、cosmoさんが書き込みをして下さいました。
このcosmoさんの書き込みを見て、特典航空券の発券についてちょっとまとめてみたいと思った次第です。
獲得したマイルの効率的な使い方は結構重要なポイントだと思いますので…。
cosmoさんありがとうございました。

さて、獲得したマイルを利用すると、特典として無料で国内線や国際線の航空券をもらえる、というのは比較的よく知られていることだと思いますが、特典航空券の発券にはいろいろなパターンがある、ということは意外と知られていないような気がします。

以下、ANAの現行ルールという前提で例を挙げて整理してみたいと思います。

まず、一番シンプルなパターンを考えてみましょう。出発地から目的地に向かい、そして目的地から出発地に帰ってくるパターンです。
これを単純往復パターン、と呼ぶことにします。

(1)単純往復パターン

例)東京→ソウル、ソウル→東京(15,000マイル)

ところで、国際線の特典航空券には国内線をくっつけることができます。

(2)単純往復パターン+国際線への乗継国内線を含むパターン

例)秋田→東京、東京→ソウル、ソウル→東京、東京→秋田

このパターンは、地方の空港から出発する場合に一旦東京に出て国際線に乗り継ぐようなイメージで考えて頂くと分かりやすいと思います。
なお、特典交換に必要なマイルはこの場合でも15,000マイルで変わりません。

そしてこのパターンですが、行きと帰りで経由地を変えることもできます。

(2)'単純往復パターン+国際線への乗継国内線を含むパターン(経由地違い)

例)秋田→東京、東京→ソウル、ソウル→関西、関西→秋田

そしてこの場合でも、必要なマイル数は15,000マイルで(1)の単純往復と同じです。
なんだかちょっとお得な気がしませんか?

なお、これらの乗継は、あくまで「乗継」ですので、24時間以内に次の旅程の便に乗らなくてはなりません。
これは逆に言うと24時間以内であれば一泊しても構わないわけで、経由地で一泊して観光して、ということも可能です。
例を挙げると、成田からの国際線が朝の便で当日では乗継が間に合わないため、前日のうちに東京に出てせっかくなので東京観光をするようなケースが想像できますが、そんなイメージだと思います。

(3)さらに国内線を組み込む

そして、国際線の特典航空券には国内線の区間は4区間まで組み込むことができます。
また、組み込む国内線は国際線への乗継に必要な国内線ではなくても問題ありません。
さらに、国際線の乗り継ぎですと、遠回りはできないルールになっていますが、国内線の場合は遠回りをしても問題ないです。

これをうまく利用するとどうなるかという例を下に挙げてみたいと思います。
ちなみに管理人が予約を入れている旅程です。
(ちょうど先週入れた予約です)

2/7(木) 東京(羽田) 14:30 → 16:00 札幌(千歳)
2/8(金) 札幌(千歳 )09:40 → 11:50 大阪(関西)
2/8(金) 大阪(関西) 13:55 → 16:10 沖縄(那覇)
2/9(土) 沖縄(那覇) 11:10 → 13:00 名古屋(中部)
2/10(日) 名古屋(中部) 09:40 → 11:50 ソウル(仁川)
2/11(月) ソウル(金浦) 19:40 → 21:35 東京(羽田)


この旅程で必要なマイル数は、というと、もちろん、というか(1)の単純往復と同じ15,000マイルです。
あくまで目的地はソウルであり、札幌や大阪や沖縄や名古屋は経由地でしかないというわけです。

ちなみにこの予約、最終日のソウル(金浦)19:40→21:35東京(羽田)がキャンセル待ちになっており、発券は未済の状態です。
インターネットでは第2希望を入れることはできませんが、サービスデスクに電話をすると、第2希望までキャンセル待ちで預かってもらうことができます。
管理人の場合は、ソウル(仁川)→東京(成田)の便を第2希望でキャンセル待ちにしてもらいました。
また、既に予約確定している路線についてもキャンセル待ちをかけることができます。
管理人の場合、初日の羽田→札幌をもう少し早い時間でキャンセル待ちをかけています。
うまくキャンセルが出るとよいのですが…。

cosmoさんが掲示板に書き込んで下さった
大阪(関西)〜香港〜東京(成田)〜沖縄(那覇)〜宮古〜那覇〜大阪(関西)
というルートも同様に国際線に国内線を加えたパターンだと思います。
必要マイルは1人20,000マイルです。
それにしても正月期間に5人分とはすごいですね。

・特典無料航空券 発券例(掲示板の書き込み)

また、cosmoさんの書き込みにもあったように、来年の4月からANAのマイレージプログラムに改訂があるので、国内4区間の扱いがどうなるかも微妙なところです。
また、必要マイル数も距離別に変更になるようですので、このような発券方法での必要マイル数は間違いなく増えると思います。

なお、副次的な効果として、国内線のみの特典航空券予約よりも早い段階で国内線の予約を入れられることが挙げられます。
国内線の特典予約だと出発の2ヶ月前からしか予約を入れることができませんが、このように国際線の中に組み込まれた国内線は国際線と同様に355日前から予約を入れることが可能です。
上記の管理人の例も札幌雪まつりの期間ですので、2ヶ月前では特典予約を入れるのは結構厳しいのではないかと思いますが、国際線に組み込むことで2ヶ月よりも前から予約を入れることができました。
この点は間違いなくお得だと思います。

(2007.11.5追記)
国内線の特典予約開始時期に誤りがありました。
お詫びして訂正いたします。
(正)2ヶ月前
(誤)90日前


それから、ノースウエスト航空のワールドパークス・ニッポン500マイル・キャンペーンを活用すれば、4区間で2,000マイルの荒稼ぎ(?)が可能です。
これもかなり大きいと思います。

というわけで、特典航空券の発券について見てきましたが、さらに海外発の航空券を発券したりとテクニックがあります。
管理人も未体験ゾーンなのですが、いずれ紹介できればと思っています。

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関連リンク
・特典無料航空券 発券例(掲示板)

関連記事
・NW(ノースウエスト航空)ワールドパークス・ニッポン500マイル・キャンペーン

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by ジョージ滝川 at 17:59 │ Comments(3) マイレージ  
この記事へのコメント
1. Posted by キトリ     2007年11月05日 12:53
教えてください!
特典航空券の国内線予約は搭乗日の2ヶ月前からではないのですか?
この記事中では90日となっているので、裏ワザがあるのなら、是非教えてください。
いつも希望日の予約が取れないので、なかなか貯めたマイルが使えないでいます。
2. Posted by ジョージ滝川(管理人)     2007年11月05日 22:47
キトリさんこんばんは!
ご指摘の通り、特典航空券の国内線予約は搭乗日の2ヶ月前からです。
これは完全に管理人の勘違いです。申し訳ございませんでした。
記事の方は訂正させて頂きました。ありがとうございました。
これに懲りず、またご来訪ください。
3. Posted by キトリ     2007年11月06日 16:19
やっぱりそうでしたか。
裏ワザがあるのかーーー!?
と、期待していたのですが・・・
ちょっと残念です
素早い対応、ありがとうございました。
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