2007年10月29日
新生銀行の振込手数料免除回数変更とその対策
以前の記事に書いた通り、現在新生銀行では取引状況に関わらず、少なくとも毎月5回までであれば振込手数料の即時キャッシュバック(実質的には免除)を実施しています。
取引状況により無料回数が増えることもありますが(例えば前月末の預金残高1,000万円以上で30回)、何の取引もなくても月5回は手数料なしで他行も含めた振込が可能なわけで、これは他に類を見ない、非常にお得なサービスです。
ところが、11月からはこの振込手数料の無料回数が3回に引き下げとなります。
というわけで、変更の概要と対策について書いてみたいと思います。
まず、変更後も現在と同様に取引状況による優遇制度があり、例えば預金残高であれば、2,000万円以上で月10回、200万円以上で月5回まで振込手数料が無料となります。
そして、あわせて優遇制度の判定基準が変更になっており、前月末の残高ではなく、毎年3月〜翌年2月までの各月末(今年は2007年10月〜2008年2月までの各月末)に一度でも上記の条件を満たした場合はその翌月から翌年度の4月まで毎月、当該条件に応じた回数が実質無料となります。
というわけで、期間中の特定の月末のみ手持ちの資金をかき集めて残高を基準以上にしておけばいいことになります。
優遇の判定基準は他にもありますが、一番分かりやすくてクリアしやすいのはこの預金残高だと思います。
特定の月の月末のみ残高を200万円以上にしておけばいいわけですから、例えばノーローンで借りたお金を新生銀行に預けることで優遇基準をクリアしてもオーケーなわけです(ちなみにノーローンは新生銀行グループです)。
過去記事「ノーローン」
なお、新生銀行は預金の引き出しや預け入れのATM手数料も無料ですが、こちらについては変更なく、引き続き無料なようです。
ちなみに、昔(と言ってもたかだか1年少し前)は新生銀行のATMを使えばどこの銀行でもATM手数料が無料でした。
つまり、例えば三井住友銀行のキャッシュカードを持っていて、三井住友銀行のATMを利用すると手数料がかかる時間帯であっても、新生銀行のATMを利用すれば手数料を払わずに済んだわけです。
これは実質的に新生銀行が手数料を負担していたわけで、はっきり言って驚愕のサービスだったと思います。
また、今回解説した振込手数料実質無料についても、昔は無制限に無料でした。
昔、まだ管理人が銀行員だった頃、友達に、「新生銀行はなんで振込手数料もATMの利用手数料も無料で儲かってるの?っていうかなんで他の銀行は手数料取るの?」という質問をされ、新生銀行はなぜこんなに無料のサービスを提供できるのかさっぱり分からず、回答に窮したことがありました。
当初は他の部分で得た利益を還元するような形でサービスを提供していたのだと思いますが、やはり長期的に見れば、残念ながらこのような無料のサービスは縮小するなり、取引状況に応じたサービスになるのではないかと思います。
銀行も商売ですから、基本的には収益をもたらしてくれる顧客に利益を還元してサービスをしようと思うわけで、こういった、言わばバランスを調整する流れは当然と言えば当然です。
そんな中で、回数は減ったとはいえ新生銀行の振込手数料免除やみずほ銀行の1円でもクレジットカード利用があればATM手数料全免除というのはいまだにアンバランスで旨みのある(お得な)サービスだと思います。
☆さらに得するマイレージ情報をblogランキングでチェック
人気blogランキングに参加中。1日1クリックの応援お願いします!
関連リンク
・新生パワーダイレクトにおける振込手数料実質無料回数の変更について
・新生銀行
関連記事
・新生銀行
・ノーローン
(money_tec)
取引状況により無料回数が増えることもありますが(例えば前月末の預金残高1,000万円以上で30回)、何の取引もなくても月5回は手数料なしで他行も含めた振込が可能なわけで、これは他に類を見ない、非常にお得なサービスです。
ところが、11月からはこの振込手数料の無料回数が3回に引き下げとなります。
というわけで、変更の概要と対策について書いてみたいと思います。
まず、変更後も現在と同様に取引状況による優遇制度があり、例えば預金残高であれば、2,000万円以上で月10回、200万円以上で月5回まで振込手数料が無料となります。
そして、あわせて優遇制度の判定基準が変更になっており、前月末の残高ではなく、毎年3月〜翌年2月までの各月末(今年は2007年10月〜2008年2月までの各月末)に一度でも上記の条件を満たした場合はその翌月から翌年度の4月まで毎月、当該条件に応じた回数が実質無料となります。
というわけで、期間中の特定の月末のみ手持ちの資金をかき集めて残高を基準以上にしておけばいいことになります。
優遇の判定基準は他にもありますが、一番分かりやすくてクリアしやすいのはこの預金残高だと思います。
特定の月の月末のみ残高を200万円以上にしておけばいいわけですから、例えばノーローンで借りたお金を新生銀行に預けることで優遇基準をクリアしてもオーケーなわけです(ちなみにノーローンは新生銀行グループです)。
過去記事「ノーローン」
なお、新生銀行は預金の引き出しや預け入れのATM手数料も無料ですが、こちらについては変更なく、引き続き無料なようです。
ちなみに、昔(と言ってもたかだか1年少し前)は新生銀行のATMを使えばどこの銀行でもATM手数料が無料でした。
つまり、例えば三井住友銀行のキャッシュカードを持っていて、三井住友銀行のATMを利用すると手数料がかかる時間帯であっても、新生銀行のATMを利用すれば手数料を払わずに済んだわけです。
これは実質的に新生銀行が手数料を負担していたわけで、はっきり言って驚愕のサービスだったと思います。
また、今回解説した振込手数料実質無料についても、昔は無制限に無料でした。
昔、まだ管理人が銀行員だった頃、友達に、「新生銀行はなんで振込手数料もATMの利用手数料も無料で儲かってるの?っていうかなんで他の銀行は手数料取るの?」という質問をされ、新生銀行はなぜこんなに無料のサービスを提供できるのかさっぱり分からず、回答に窮したことがありました。
当初は他の部分で得た利益を還元するような形でサービスを提供していたのだと思いますが、やはり長期的に見れば、残念ながらこのような無料のサービスは縮小するなり、取引状況に応じたサービスになるのではないかと思います。
銀行も商売ですから、基本的には収益をもたらしてくれる顧客に利益を還元してサービスをしようと思うわけで、こういった、言わばバランスを調整する流れは当然と言えば当然です。
そんな中で、回数は減ったとはいえ新生銀行の振込手数料免除やみずほ銀行の1円でもクレジットカード利用があればATM手数料全免除というのはいまだにアンバランスで旨みのある(お得な)サービスだと思います。
☆さらに得するマイレージ情報をblogランキングでチェック
人気blogランキングに参加中。1日1クリックの応援お願いします!
関連リンク
・新生パワーダイレクトにおける振込手数料実質無料回数の変更について
・新生銀行
関連記事
・新生銀行
・ノーローン
(money_tec)
前の記事:
特典航空券のキャンセル料
次の記事:
NICOSカード「セサミストリート」
by ジョージ滝川 at 23:59
│
Comments(0)
│
銀行
この記事にコメントする