今、一番得するマイレージ3.0(9)「クレジットカードの活用の仕方(2)メインとなるクレジットカード選び(6)」

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2009年05月19日

今、一番得するマイレージ3.0(9)「クレジットカードの活用の仕方(2)メインとなるクレジットカード選び(6)」

マイレージ・クレジットカード好きのジョージ滝川です、こんばんは。

さて、このブログでは、これまでに何度か、「今、一番得するマイレージ」というタイトルで、連載記事としてマイレージ獲得の基本戦略について、管理人なりの考えを紹介してきました。
この連載記事は無料レポートにもまとめており、これまでにのべ1,500人以上の方にダウンロードして頂いています。

一方で、マイレージやポイントプログラムの世界は相次ぐ改悪など、めまぐるしく制度が変わっており、情報としては古くなってしまった面があることは否めません(前回の2.1版の改訂は2008/9/16です)。
というわけで、最新版にアップデートした内容を、数回に分けて連載記事として掲載して行きたいと思います。

なお、この連載の内容は、全回の内容を1つのpdfファイルにまとめて無料レポートとして公開しています。
また、このレポートは随時バージョンアップしており、バージョンアップの際にはメルマガ読者の方に先行してバージョンアップ情報をお届けしています。
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(2) ANA VISA Suicaカード+SonyCard+ファミマTカード

続いて、第2の選択肢として、ANA VISA Suicaカード+SonyCard+ファミマTカードを紹介したいと思います。

この選択肢が向く人は、こんなタイプの人です。

・やっぱりメインは国内キャリアがいいという方。
・EdyやモバイルSuicaのチャージ等も含め、とにかく出費は全てマイルに換えたい、損をするのはもったいない、と感じる方。
・マイルのためなら多少の面倒な作業は厭わない、という方。


ちなみに管理人もこのタイプです(笑)。

この選択肢では、メインのクレジットカードとしてANA VISA Suicaカードを使用します。

・ANA VISA Suicaカード

通常の(Suica付でない)ANA VISAカードもそうですが、三井住友VISAカードはマイ・ペイすリボを設定することによりポイントを2倍獲得することができます。
ただし、獲得ポイントを2倍にして還元率を高めるためには、マイペイす・リボに登録の上、毎月リボ払い手数料を発生させなければなりません。
そこで、以下、最も効率よくリボ払い手数料を発生させるためにはどのようにすればよいかを解説します。

最も効率よくリボ払い手数料を発生させるために最も効率的なのは、毎月1円のリボ払い手数料を発生させることです。
したがって、1円のリボ払い手数料が発生する最小の金額を残すような形で繰上返済をする、というのが基本的な考え方になります。
リボ払い手数料は年率15.0パーセントですから、残す金額をXとおくと(なお、付利単位は100円です)、1ヶ月間にかかるリボ払い手数料は X×0.15×日数÷365 となります。
ここで重要になってくるのが日数です。

三井住友VISAカードのWebサイトを見ると、初回は5日間分の手数料が発生します。

・便利なお支払い方法!マイ・ペイすリボ : 三井住友VISAカード  

これはおそらく26日が引き落とし日で、翌日の27日から月末の31日までの5日分だと思われます(マイペイす・リボの場合、利用後の初回引き落とし日までは手数料が発生しません)。
なお、この計算だと月の日数によって付利日数が異なってくるため、最短となる28日しかない2月の場合は、27日〜28日の2日間となります。
また、11日が引き落とし日の場合は15日が締め日のため、12日〜15日の4日分ということになると推定されます。

つまり、最初は2日間〜5日間で手数料が1円になる金額を残しておけばよいことになります。
最短の2日間で計算すると、X×0.15×2÷365=1を解いて、この金額は1,216.67円となります。
マイペイす・リボの付利単位は100円なので、100円未満を切り上げて、1,300円を残すことになります。
また、最長の5日間で計算すると、X×0.15×5÷365=1を解いて、486.67円、付利単位を考慮すると500円となります。
ちなみに3日間で900円、4日間だと700円という計算です。

1,300円を残して5日間でも手数料は3円ですので、特に問題なければ最初は1,300円を残すのが確実でよいかと思います。
なお、翌月に1ヶ月分の手数料が発生したとしても、1,300円×15.0%×30÷365=16.02円ですので許容範囲と考えます。

そして翌月ですが、同様に三井住友VISAカードのWebサイトを見ると、26日間分の手数料が発生しています。
これは、締め日である月末の翌日(1日)から引き落とし日(26日)までの26日間だと思われます。
また、11日が引き落とし日の場合は15日から支払日の11日まで、最短となる28日しかない2月〜3月の場合は24日間、最大となる31日の月末〜翌月の場合は27日間となります。

最短の24日間で計算すると、X×0.15×24÷365=1を解いて、この金額は101.39円、付利単位を考慮すると200円ということになります。
また、最長の27日間で計算すると、X×0.15×27÷365=1を解いて、90.13円、付利単位を考慮すると100円となります。
なお、26日間で計算すると、X×0.15×26÷365=1を解いて、93.59円、付利単位を考慮すると100円となります。

従って、2ヶ月目以降は2月末をまたぐ場合は200円、それ以外は100円を残せばオーケー、ということになるはずです。

具体的な例を挙げて説明してみます。

マイペイす・リボの毎月支払額を5,000円に設定している前提で5月1日に100,000円のショッピング利用をしたとします。
5月15日に6月支払分が締め日を迎え、やがて支払額が確定します。
最初の手数料は5日分ですから、まずは500円残すためにローソンのLoppiで94,500円を繰上返済して残高を500円にします。
そして6月1日にまた100,000円のショッピング利用をしたとします。
6月11日に毎月支払額の5,000円が引き落とされ、残高は100,500円となります。
なお、このタイミングでは手数料が発生していないため、ポイントは2倍になりません。
6月15日に7月支払分が締め日を迎え、やがて支払額が確定します。
ここで手数料の1円が発生しますので、7月支払分はポイントが2倍となります。
次は100円を残せばいいはずなので、95,400円を繰上返済し、残高を100円にします。
以後、2月末をまたぐ場合のみ200円、それ以外は100円を残すようにしていくことになります。

まとめると、初月は1,300円を残し、翌月以降は原則100円、2月末をまたぐ場合のみ200円を残すと効率的に手数料を発生させ、ポイント2倍の恩恵を受けることができると思います。

なお、上記はあくまでWebサイトに記載された条件を元に、著者が独自にシミュレーションを実施したものです。
実際に手数料を発生させての検証を実施したわけではないため、計算の通りにいかない可能性もございます。
誤りにお気づきの場合は、ご指摘頂けますと幸甚です。

さて、これで2倍のポイントが獲得できたことになりますが、ポイント2倍=獲得マイル2倍、といかないところが以前のマイ・ペイすリボと違って世知辛いところです。

通常のワールドプレゼントポイントは、1ポイント=10ANAマイルに交換することができますが、ボーナスとしてもらえるポイントは直接ANAマイルに交換することができません。
したがって、1つめの選択肢で紹介したのと同様に、いったんTポイントに移行し、TポイントからANAマイルに交換する、という手順を踏むことになります。
この場合の還元率は、100円あたりに換算すると0.25マイルから、利用額が増えるにしたがってボーナスポイントが増加して還元率も向上し、年間のクレジットカード利用が500万円で0.325マイル程度、となります。

このあたりはブログの過去記事で細かく比較分析をしていますので、詳細はそちらもチェックしてみて下さい。

・短期集中連載企画 ANAカード徹底比較(1) ANA JCBカード vs ANA VISAカード

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関連リンク
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・便利なお支払い方法!マイ・ペイすリボ : 三井住友VISAカード  

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※公開前の記事を含みます。

(money_tec)

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by ジョージ滝川 at 17:59 │ Comments(0) マイレージ  
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